理想のお店のイメージがある。

少なくとも、これから開業しようと思っている人に全くお店のイメージが湧いていないという方はいないと思いますが、「じゃあ、あなたの頭の中で描くお店を作るにはいくらかかりますか?」と質問されても答えられる人はほんのわずかだと思います。
それは当たり前のことです。店舗開発などの専門部署でやっていたならいざ知らず、大抵の場合は、これから開業する業種で働いてきた方なわけですから。

では、どういう過程で店舗デザインと工事費用に折り合いをつけて行けば良いのでしょうか?

まずは予算を伝える。

まずは自分が思っている工事金額とお店のイメージがどこまでプロからみた相場に合っているか確認してみましょう。
あまりにもかけ離れている場合は、工事そのものが難しいという指摘がある場合もあります。

ザックリと1坪当たり○○円という答えを望んでいる方もいらっしゃいますが、新築で作るのとは違い、テナントの場合は、もともとの持っている設備のスペックや内装の状態などによってもかなり変わってきます。また、業種によっても違うので答えるのが難しいわけです。

あとは、店舗工事会社は予算を聞いた時に店舗工事会社もお店の大体の仕上げのグレードを考えます。例えば材料一つとっても、グレードがあり、その選ぶグレードによって、全体の工事の金額は大きく変わります。

当社の施工事例には、実際に掛った工事施工金額も掲載しております。
これをご覧になるだけでも何となく工事金額が見えてくると思います。参考にしてみると良いと思います。

最初は出来るだけ要望を伝える

予算がないからと要望を遠慮する方もいらっしゃいますが、要望はできるだけ伝えたほうが良いです。出来れば、紙に書き出して、現場調査した会社には渡して置くと良いでしょう。
最初から予算に収まるように考えるほうが一見効率が良いように思いますが、何にどれだけお金がかかるかも分からない現状になんとなくこれは高そうだからということで遠慮してしまうのは、もったいないです。
もしかすると、それを予算を抑えてやる方法を店舗デザイン会社がもっているかもしれません。まずは、予算を伝えつつも予算ありきで要望を伝えるのではなく、全ての要望を伝えつつ、見積り金額と予算を照らし合わせて、最終的には予算に合わせて削っていくという流れのほうがスムーズかつ満足度の高いお店になります。

見積りをじっくり理解して本当に必要な物を選ぶ

見積りが出てきたら項目をしっかり理解します。大きく複雑な工事なのに一式などと書かれている場合は、しっかり詳細を聞きましょう。その時点で答えられない店舗工事会社には注意して下さい。そういう会社に限って金額が安く、追加費用を平気で請求してトラブルになるケースがあります。
理解できたら、まずは、自分の考える予算と工事金額のバランスがどうなのか?を考えます。この時点で予算の2倍などの見積り金額が出ている場合は、その物件での工事その物を考え直さなければいけない可能性もあります。
しかし、予算オーバーながらもある程度近い金額の場合は、自分にとって実現したい重要項目を順位をつけていきましょう。そうすると何処を削って何処を残して行ったら良いかが見えてきます。

打合せを重ねて予算内に落し込む

ここで、削るべき物がみえてきたら担当者と相談していきます。順位付けしたのは、どれを削るかを分かりやすく伝えるためです。
単純に削ることが出来ない物も多いですが、工法や仕様、材料などで少しずつ金額を落としていくことが可能な場合もあります。どうしても譲れない工事が多い場合は最終的には予算の調整も必要になってくると思います。

工事契約をする

自分の中で完全に納得ができたら工事契約をします。最初バランスの話をしましたが、このように、少しずつすり合わせをしていき予算と工事のバランスを見ていくほかにはありません。
すでに何店舗も開業している方ならともかく、初出店はこのようにしていくのが、思いもよらない追加工事などのロスも心配ないので安心だと思います。