開業資金を出来るだけ切り詰めようと考えると、出来るだけインテリアや設備を中古でどうにかしようと思うもの。
中古購入で賢く予算を抑える方法と注意点をご紹介します。
中古で購入する時の注意点
中古の店舗用品を専門で扱っているお店はいくつかあります。 タイミングさえ合えば、全て中古でまかなうことも可能ですが、 購入する前にまず注意する点があります。
主に厨房機器など、機械設備の中古購入は注意しましょう。
実際、新品の価格も年々下がっているので、中古と値段がさほど変わらない場合があります。 また、中古の場合、機械設備ものですと、例えば業務用冷蔵庫を購入して、1~2年で使えなくなった。ということがたまにあります。
新品で買った場合はメーカーのメンテナンスが必然的につきますが、中古の場合は、お店によってアフターフォローがまちまちで、ネットなどで購入した場合、遠方のためほとんど対応出来ない場合もあります。 メーカーに修理依頼などを出せば、対応はしてくれますが、営業担当者が付いていない場合、メンテナンスの対応が遅い場合があります。
比較的値段が高くても、地元の販売会社を選ばれたほうが良いと思います。
その時は工事直前に揃えるのではなく、前もって機材を選定していないと、配管などが関係してくるレイアウトが組めず、短い期間で探すことになり結構大変な作業になる場合があります。余裕を持った選定が大事です。
弊社では、厨房メーカーなどとは直接契約をしておりますので、新規で購入する際はお手伝いをさせて頂きます。
ここ数年で厨房機器などもかなり金額が下がってきているので、状態の良い中古と新品ですと正直あまり値段が変わらない場合も多いのも事実です。
必ずしも中古=お得にならないこともあると念頭に入れておいたほうが良いでしょう。
そのため弊社では、厨房機器などの中古はあまりおすすめしてません。
賢く中古で購入する
中古で購入しても良い物は、家具や装飾品などです。 特に今流行りのカフェスタイルのような内装を古木等を使い、ナチュラルでどこかレトロな感じのお店にしたい場合は、
中古家具の古びた感じが逆に効果的にお店の雰囲気を作ります。
ただし椅子やテーブルなどの数を揃えることが難しい場合が多いので、椅子が違ってもちぐはぐに見えないようにするには、カラーや素材に統一感を持たせるなど、かなりのインテリアセンスと希望の物を探すための手間暇が必要です。
中古商品全てに言えることは、欲しい時にその物があるとは限らないという点です。特にお店の場合、開店までの限られた時間の中で、いろいろやることが多いので時間をあまり掛けられないのが現状です。前もっていろいろなお店を見つけておいたほうが良いと思います。
その他には
新品を揃える場合、弊社で店舗家具等を提案できますが、最近はオーナー様ご自身で、IKEAやニトリ・ネットショップなどを利用して揃える方も増えております。
家具そのものの丈夫さなどのクオリティは落ちますが、お洒落で比較的安い物が多くなってきているので、しっかり比較検討した上で新品購入と中古購入を検討したほうが良いと思います。